他者を祝福する

仕事現場でのお話です。

ある会社が生産性向上のために、外国から新しい機械を導入することになりました。その機械を製造している国のエンジニアが来日して、たくさんの部品に分けられて運ばれてきた機械の組み立てと操作の説明を行う必要があり、私はその通訳として派遣されました。とても大きな機械でした。その運転はすべてコンピュータ画面上で操作し制御されていて、いかにも難しい作業でした。

専門用語が飛び交う現場で、私はいつも通りに通訳業務に当たっていました。組み立て作業が無事に終わり、いよいよ試運転の段階を迎えました。ところが、機械は指示通りに動かなかったのです。エンジニアは、懸命にコンピュータのボタンを押したり、機械を触ったり、不調の原因を究明しようとしましたが、機械はぴくりともしなかったのです。この状態が一時間近く続き、お昼休みの時間も過ぎて、お腹も空いてきました。そのエンジニアの焦る顔を目の当たりにし、このままどうなるのかしら?と思いました。

その時です。私の心の中に「このエンジニアを祝福しなければ!」という思いが与えられました。それで心の中で神様に祈りました。「神様、どうかこのエンジニアを祝福してください。彼を助けてください。機械がきちんと動き出すように、本来の役割を果たすことができるように、全能の主よ、助けてください!」と。

すると、約5分後にこの大きな機械が本当に動き出したのです! 先ほどの不調はなんだったのでしょう?というくらい、正常にリズミカルに試運転を始めました。昼食後の作業も予定通り順調に進み、夕方には私も仕事を終えることができました。

神様は本当に憐み深いお方、ご自分を信頼し、祈り求める者には惜しみなく恵みを与え、苦境から助け出す方なんだな、と改めて思いました。
クリスチャンは自分のためだけでなく、他者の益のために祈ることも神様に喜ばれるんだ、と思わされました。日常の小さな出来事でしたが、大いなる神様がこんな小さき者の祈りも聴いて、助けてくださり、とても感激して嬉しかったです。ああ、まことの神様を信じてクリスチャンになって本当に良かったな、とつくづく思います。

“求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。”
マタイによる福音書7章7~8節

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