今週の一面 『「試練の中で」出エジプト14:10-14』 6/16

◆人間は、弱いものです。神様の素晴らしい御業を体験しても、時間が経つ と忘れてしまいます。イスラエルの民も例外ではありませんでした。むし ろ、彼らの姿は、弱さをよく映し出しているものでもあるでしょう。十の 災いの奇跡を目の当たりにし、エジプトを脱出した後も目の前には雲の柱、 火の柱が導いているにも関わらず、彼らの口からは恐れや不満でした。エジ プトの民は、後ろから迫ってくるエジプトの大軍に恐れました。エジプト の神々を打ち砕いた方がいるにも関わらず、彼らは、目の前のことに集中 していたのです。

◆私たちも、神様からの恵みを忘れてしまうことがあります。そして、試 練の中で恐れてしまうことが、よくあると思うのです。過去の恵みを早くに 忘れ、今の不安定な環境に飲み込まれてしまいやすいものです。

◆葦の海での出来事は、イスラエルの民にとって大きな試練の一つです。 しかし、この試練は、神様によって与えられたものです。試練も、神様の 御手の中にあるのです。この試練の中において、イスラエルの民は、主に 向かって叫びました。試練の中において信仰をもって、助けや守りを神様 に求めることは、とても良いことです。しかし、このイスラエルの民の叫 びは、不平不満な叫びでした。彼らは、神様だけにではなく、リーダーで あるモーセに対しても言ったのです。彼らは、エジプトから救ってくださっ た神様の御業に不平を言い、エジプトに戻ることを望んだのです。神様の 御業を否定することほど、残念なことはありません。ここに、私たちの弱さ が、顕著に表されているのではないでしょうか。モーセは、イスラエルの 民に言いました。

「恐れてはならない。落ち着いて、今日、あなたたちのために行われる主の 救いを見なさい。」(出エジプト14:13)

◆主が、私たちのために御業をなしてくださいます。その御業を感謝し、主 に信頼するものでありたいと願います。

坂西恵悟