今週の一面 『民のうめきに答えられる神』 5/12

◆イスラエル人に対し、苦役を課し、生まれてくる子どもを殺害することを命じたエジプトにおいて、イスラエルの民は増え広がっていました。そのような中、モーセが生まれ、彼はエジプトのファラオの娘の子どもとして、育てられていったのです。モーセは同胞の苦役を目の当たりにし、エジプト人を殺害しました。彼は恐れ、ミデヤンの地へと逃げていったのです。ミデヤンの地で、モーセは結婚をし、子どもが与えられていました。モーセは40年間、ミデヤンの地で生活をしていたのです。

◆一方エジプトでは、イスラエル人に対する苦役が続いていました。エジプトの王が変わっても苦役からの解放はなく、重い苦役に苦しんでいたのです。イスラエル人は、異邦の神ではなく、アブラハム・イサク・ヤコブとの契約をした神に助けを求めたのです。神は、イスラエルの民のうめきを聞きました。そして、アブラハムたちと結んだ契約を思い起こし、イスラエルの人々を顧みられたのです。その後、モーセを選び出しました。

◆苦しみの時、私たちは神様の「沈黙」に失望することがあります。こんなに叫んでいるのに、こんなに願っているのに、神様は答えを出してくれない。このような経験があるでしょう。しかし、神様は答えを出してくれないのでも、聞いていないのでもなく、私たちの叫びを聞いてくださる方であると聖書は言っています。すぐに解決できる答えが与えられない時もあります。しかし、神様は私たちの願った通りではない別の方法を用いて、答えられることもあるでしょう。イスラエルの民にとって、確かに長い苦役でした。しかし、その苦役から脱出をさせてくれるリーダーを与えてくださったのです。神様は「聞いておられる」のです。そして、神様のタイミングで答えてくださるのです。

坂西恵悟