今週の一面 『すべては神の御手の中に』 4/28

◆ヤコブの一族がエジプトに来て、ゴシェンの地に住むことがゆるされました。その間も、ヨセフはエジプトの責任者としての勤めを全うしました。ヤコブは父イサク、祖父アブラハムと同じ墓に入れるよう伝え、息を引き取りました。ヨセフはヤコブの遺言通りに行いました。

◆ヤコブの死後、ヨセフの兄達はヨセフの仕返しを恐れていました。父ヤコブのいない今、昔ヨセフにしたことの仕返しをされるかもしれないと思っていたのです。そして、ヨセフに人を送り赦しを請うたのです。その兄たちに対し、ヨセフは言いました。

「恐ることはありません。わたしが神に代わることができましょうか。あなたがたはわたしに悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え、多くの民の命を救うために、今日のようにしてくださったのです。どうか恐れないでください。このわたしが、あなたたちとあなたたちの子供を養いましょう。」(創世記50:19-21)

◆ヨセフは兄達を赦しました。ヨセフは罪を赦すことは人ではなく、神が行うことであることを信じていたからです。それだけでなく、兄たちの悪い計らいも、神様が良いことのための計らいとしたことを信じていたのです。そして、最後に、兄達に対する愛を明らかにしました。

◆人間関係の中において、嫌なことを体験することがあります。その中で私たちは赦すことの難しさ、仕返しをしたくなる思いが生まれてくるでしょう。けれども、神様が望んでおられることは、隣人を愛するということです。ヨセフは、兄達を赦し、愛しました。もちろん、すぐにできなかったかもしれません。しかし、すべてが神様の御手の中にあるという確信が、彼に赦しと愛を与えたのです。

坂西恵悟