〜オリーブの香り〜No 196『山々を仰ぐ~アニメ編』

「しかし、あなたが神様に信頼することをやめないでいるなら、

思ってもみなかったときに

あなたを持ち上げ

あなたの心を重荷から

救ってくださいます。

その重荷は、あなたが落ち度のないままに

背負ってきたものなのです。」

これは、ハイジが盲目のおばあさんに読んであげた、お祈りの詩です。


ハイジとは...アルプスの少女ハイジのことで、私が子どもだった頃、TVアニメとして親しまれた作品です。


当時、放送されていた内容には、神さまやキリストについて出てきません。

それでも私は、山羊の乳をゴクリと飲み干したり、干し草に寝転んだり、おじいさんの膝にちょこんと座るハイジを見るたびに、そこはかとなく神さまの息遣いを感じていました。


友人と昔見たアニメの話題になって、アルプスの少女ハイジは、キリスト教の話よ!と言い放っても、孤児が大自然の中でたくましく成長していく話よ!と突っかいされてしまい、原作者のヨハンナ・シュピリが牧師の娘で、和訳されたのが大正時代に遡る話にまで到達出来ないのです。


それほどまでに、日本で子ども向けに制作されたアニメは、宗教の香りに蓋を閉めてしまう文化でもあったのですね。


たまにしか出席することのない祈り会に顔を出したある日、ライフセンターの移動図書館車が教会にやってきました。

そこで新刊になったばかりの、ハイジの贈りもの、と言う本を見つけました。

キリスト信仰に基づく原作を、TV放映されたアニメと比較しながら、イエス様の柔らかく温かな愛が溢れ流れる物語として解説している内容です。

解説著者は、長野のアルプスを望む場所で教会牧師をされている高橋竹夫先生です。


神さまを信じる心が創り出す作品は、信仰と言う形ない姿を理解出来ない子どもでも、じきに成長を終える脳や心臓の襞に、こっそりと印字されるのだと思えます。

大人になって傷ついた時に、力が必要な時に、誰かを励ます時に、子どもの頃に触れた音楽や絵本、アニメや映画が、思ってもみない助けと確信に変わると信じています。

イースターまでの間、原作ハイジを読んでみることにします。

ハレルヤ!


by MxM