◆2022年と2024年、ゴルフのマスターズで優勝したアメリカのトップゴルファー、スコッティ・シェフラーは、今回のパリオリンピックでも金メダルを獲得し、話題になりました。シェフラーがマスターズで初優勝を飾った時、彼は「私がゴルフをするのは、神と、神が私の人生にしてくださったすべてのことをたたえるためです」とインタビューで答えました。「私にとってのアイデンティティは、ゴルフのスコアにはありません。今日この大会で優勝しても、10打差で負けても、二度とトーナメントで優勝できなくても、イエス様は今までと同じように私を愛してくださいます。私はゴルフをする中で、神様の臨在を感じたい。それが私の祈りです」とシェフラーは世界中の人々の前で話しました。
◆このような形で神様のことを証しするシェフラーの姿に心を打たれると同時に、自分自身がどのように信仰生活を歩んでいるか、と神様からの問いかけも示されました。「あなたがたは食べるにしろ、飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい」(Ⅰコリント10:31)と語る御言葉を、私たちはどのように受け止めているでしょうか。
◆シェフラーのキャディを務めるテッド・スコットも、シェフラーの信仰を支える大きな存在です。聖書の学び会を通して知り合った二人はコンビを組むこととなり、ゴルフを通しても信仰を通しても、よいパートナーとなって祈り合い支え合うチームとなりました。「クリスチャンになったら、神がすべて自分の願う通りにしてくださるのではありません。神様が味方でいてくださることを信じるなら、どんな状況にも対処できるように神様が道を備えてくださるのです」というスコットの信仰は、試合に臨むシェフラーを励ましています。万事を益としてくださる神様に、私たちも信頼して歩みたいと祈ります。
山中臨在